知っておきたい先進医療の種類とかかる費用【必読】

2017年10月21日
医療保険
Pocket

先進医療にはどのようなものがあるかご存じでしょうか?

医療技術の進歩に伴って、現在はさまざまな先進医療の技術が治療に用いられています。
厚生労働省の公式ウェブサイトでは、平成29年9月1日の時点で105種類があると紹介しています。

治療方法が充実する一方で、先進医療に係る費用は全額自己負担となっており、大きな負担がかかってしまいます。
この負担は先進医療特約に加入することで抑えることができます。

今回は、先進医療の種類や先進医療特約に加入する際の注意点などをご紹介いたします。

1.先進医療は現在105種類(平成29年9月1日時点)

1-1.先進医療の概要

よく、健康保険が適用されない診療等がすべて先進医療に該当すると勘違いされている方もいますが、そうではありません。

未だ保険診療の対象に至らない先進的な医療技術と従来の保険診療との併用を厚生労働大臣が認めたものが、先進医療と呼ばれています。
平成29年9月1日時点で105種類が先進医療として認められています。

先進医療の対象となる治療法は随時、追加や廃止が行われているため、医療保険に加入した時には対象だった治療法も、いざ自分が発病した時には対象外(健康保険の適用で3割負担)となっているケースも考えられます。

1-2.先進医療はどうやったら受けられる?

先進医療を受けるにあたり医療機関にも相当の技術や設備を要求されます。
そのため、どこの医療機関でも先進医療の治療を受けられるわけではありません。

たとえば重粒子線治療であれば平成29年9月1日時点において全国で5箇所の医療機関でしか受けられません。

▼厚生労働省ウェブサイト
先進医療を実施している医療機関の一覧
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan02.html

1-3.先進医療は技術料が全額自己負担

先進医療にかかる費用は全額自己負担となりますが、その金額はピンキリです。
しかし、先進医療を受ける際にかかる診察・検査・投薬・入院などの費用については、一般の保険診療と同様に扱われます。

2.先進医療の一例

先進医療として登録されている技術は厚生労働省ウェブサイトよりご確認いただけます。

またここでは一例として、どのような病気の治療に用いられるのか、いくつかの技術の詳細をお伝えします。
※平均金額や平均入院期間は「平成28年6月30日時点における先進医療Aに係る費用」を参考にしています。

▼厚生労働省ウェブサイト
先進医療の各技術の概要
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

平成28年6月30日時点における先進医療Aに係る費用
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000149503.pdf

2-1.高周波切除器を用いた子宮腺筋症核出手術

適応症:子宮腺筋症
平均費用: 301,000円
平均入院期間:11.1日

子宮腺筋症とは、子宮の筋肉組織に子宮内膜がもぐり込み増殖してしまう病気です。

子宮の内面には子宮内膜という膜が存在します。
子宮内膜は女性ホルモンの影響で増殖・剥脱(剥脱期=月経)を繰り返します。
子宮内膜が子宮の内面にあれば何も問題はないのですが、子宮内膜が別の場所にできることがあります。

これまで、子宮腺筋症は子宮を全て取り除く治療でしたが、この手術によって腺筋症組織のみを切除できるようになりました。

2-2.陽子線治療

適応症:がん
平均費用:2,760,022円
平均入院期間:8.8日

放射線を照射してがん細胞を死滅させる放射線治療の一種で、自由度が高く、様々な方向からの照射が可能です。

これまでは、がん患部以外の部位にも陽子線が当たる可能性が示唆されていましたが、近年ではスポットスキャニング照射(がん細胞を少しずつ塗りつぶすように照射する方法)を導入している医療機関も増えており、より正常組織への線量が低減されています。

2-3.自己腫瘍・組織及び樹状細胞を用いた活性化自己リンパ球移入療法

適応症:がん
平均費用:338,426円
平均入院期間:1.1日

この療法は、がんの治療法のなかでも、免疫療法と呼ばれる治療法の一種です。
人間の血液の中には、「異物の特徴を見分けその特徴を伝達できる樹状細胞」と「その伝達を受けて異物を攻撃するリンパ球」が存在します。

まず採血で、患者本人のがん細胞(異物)と樹状細胞、リンパ球を採取します。
採取されたら、体外で樹状細胞がリンパ球にがん細胞の特徴を伝達し、さらにリンパ球が活性化するよう仕向けます。
活性化したリンパ球ががん細胞を攻撃できる状態になれば、再び患者の体内へ点滴を使用して戻します。
その結果、がんを狙い撃つ免疫の働きを高めることができます。

2-4.多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術

適応症:白内障
平均費用:554,707円
平均入院期間:1.2日

目の中には遠くのものや近くのものを見る際、カメラレンズのようにピントを合わせる役割を持つ水晶体と呼ばれるものがあります。
その水晶体が濁り、ものを見づらくなる病気を白内障といいます。

白内障の手術の場合は、濁った水晶体を砕いて取り出す「超音波水晶体乳化吸引術」のあとに、人工の水晶体である「眼内レンズ」を入れる施術がされます。

従来の治療では保険が適用され、「遠くのものだけ」または「近くのものだけ」にピントを合わせることができる単焦点眼内レンズが用いられていたため、術後は老眼鏡または近視用のメガネが必要となります。

先進医療では、遠くのものでも近くのものでもピントが合う多焦点眼内レンズを使用するため、メガネが必要となることが減ります。

2-5.歯周外科治療におけるバイオ・リジェネレーション法

適応症:歯周炎による重度垂直性骨欠損
平均費用:64,629円
平均入院期間:なし

私たちの歯茎の中には歯を支えるための骨である歯槽骨があります。
その歯槽骨が歯に対してV字型に欠損する垂直性骨欠損と呼ばれる状態になった際、この治療を行うことができます。

歯根面に特殊な医療材料を塗ることで歯周組織の正常な再生を促します。
なお、歯に対してL字型に欠損する水平性骨欠損の場合には、この治療法は適しません。

3.全額自己負担に備える先進医療特約

3-1.先進医療特約の特徴

先進医療特約とは先進医療を受けた際に、自己負担した金額を保障してくれるもので、民間の医療保険に特約として上乗せするものです。

保険商品によって異なりますが、保障される保険金額の上限は通算2,000万円というのが一般的です。
また月々の保険料は100円程度で設定されているものが多いです。

3-2.特約を利用する際の注意点

一般的に、医療保険に加入すると、あとから先進医療特約をつけることは難しい場合が多いようです。
そのため、どうしても先進医療特約をつけたい場合には、契約をしなおす必要があります。

しかし、先進医療技術を受ける機会は少なく、月々の保険料も新しい契約時の年齢で判断されるため、何年も前に終身保障タイプの医療保険に加入していた人にとっては、一気に支出が増えることにも繋がります。
契約をしなおす時には、よく検討することが大切です。

4.まとめ

厚生労働省の公式ウェブサイトには、先進医療の各技術の概要が掲載されています。
先進医療に該当する医療技術が多いことや、それぞれの内容が理解できるので、参考として一度目を通すことをおすすめします。

先進医療は利用する可能性が低いものの、比較的低額な先進医療特約に加入しておくと万が一の場合の負担に備えられます。
保険の条件を決める際や変更する際には、こうした点も意識しましょう。

保険の加入や見直しをするなら無料相談を活用しよう!

ご自身の保険について更に詳しく聞きたい方には、全国の保険ショップで実施している無料相談を利用することをオススメいたします。

やはり対面でプロから直接教えてもらうと、様々なことに気づいて、本当に自分に合った保険が選べますし、保険料が安くなることも多くあります。

どこに行けばいいかわからないというかたは、全国1000店舗以上からお近くの保険ショップを探せるサイトがあるので、まずはそちらで検索してみるとよいでしょう。

インターネットで来店予約までできるので、ぜひ賢く利用して、納得の保険に加入しましょう。

⇒ 保険相談するなら、気軽なお近くの店舗で

Pocket

無料PDFプレゼント
【ライフステージ別に考える!生命保険の選びかた】

生命保険はどう選べば良いのか基準がわからず迷うことも多いですよね。

そこで「保険の知りたい!」から無料で読めるPDFをプレゼントいたします!

ライフステージ別に考えれば、加入すべき保険が見えてくる!!

なるべくわかりやすく解説してますので、ぜひご一読ください。


POPULAR POSTS- 人気記事 -

LATEST POSTS- 新着記事 -

RELATED SITES- 関連サイト -