加入前に知っておくべき外貨建ての終身保険の前知識

2017年2月11日
生命保険
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終身保険 外貨

終身保険の運用には「外貨建て」と呼ばれるものがあるのは知っていても、「なんだかハードルが高そう」と感じている人も多いのではないでしょうか?

円で支払う保険を「円建て保険」と呼ぶのに対し、ドルやユーロなどの外貨で支払う保険を「外貨建て保険」と呼びます。

一般的な保険とも呼ばれる円建て保険とは大きく違うポイントがあり、メリットにもデメリットにもなる性質を含んでいます。

最高の保険選びをするためにも、この特徴をおさえておくことは大切です。

そこで今回は外貨建て保険について、仕組みや特徴、メリットやデメリット、外貨建て保険に向いている人の特徴についてご紹介します。

加入をする前に、是非とも今回紹介するメリットとデメリットをおさえておいてください。

1.外貨によって保険を扱う「外貨建て保険」とは

外貨建て保険とは、保険料の支払う時・保険金や解約返戻金を受け取る時の通貨として、米ドルやユーロ、豪ドルなどを使う保険のことです。

また、保険会社もそれらの外貨で運用を行います。
保険自体の性質としては円建て保険と何も違いはありません。

2.外貨建て終身保険のメリット

2-1.貯蓄性が高い

たとえば、米ドル建て終身保険の場合、保険会社は米国債金利を基準とした予定利率を設定しています。
下グラフのように米国債と日本国債では金利にかなりの差があり、円建て終身保険よりもさらに貯蓄性が高くなります。

日米の国債金利の推移

2-2.保険料を安くおさえられる可能性がある

保険会社は支払われた保険料で運用しています。
外貨建て保険の方が円建て保険よりも運用の成果が出やすいため、たとえ同じ保障でも、保険料を円建て保険よりも安く設定できます。

2-3.受取時に契約時よりも円安になっていると為替差益がある

「1ドル=100円のときにドルを買い、1ドル=110円のときにドルを円に戻す」ことを「円高のときにドルを買い、円安のときにドルを売る」などと表現します。

この場合、時間の経過とともに10円儲けることができます。
その儲けた10円のことを「為替差益」といいます。

つまり、この例で考えると1ドル=100円のときに保険金額1万ドルの契約をした場合、契約時には100万円だと思っていたにも関わらず、為替が1ドル=110円へと動いた影響で110万円受け取れることになります。

3.外貨建て生命保険のデメリット

3-1.為替の変動によって保険金が減少する可能性がある

「2-3.受取時に契約時よりも円安になっていると為替差益がある」では為替差益がでることをご説明しましたが、逆に円高になってしまうと、為替差損が発生し、損をしてしまうという可能性もあります。

保険というのは基本的に長期間で運用するため、何十年も先の相場を読むというのはプロでも難しく、先行き不透明というリスクがあることを覚えておきましょう。

3-2.両替の際に手数料がかかる

保険料を支払うときは、円から外貨へ、保険金等を受け取るときは外貨から円に換算しなければなりません。
その際、為替リスクに加えて、為替手数料が発生します。

保険会社によっては、外貨預金口座から引き落とせる場合もありますので、加入前には必ず確認しておくようにしましょう。

もし外貨預金口座から引き落とせるのであれば、円高のタイミングでたくさんの外貨を口座に充当しておくといいでしょう。

4.外貨建て終身保険に向いている人の特徴

自分のライフプランを明確に思い描くことができ、ある程度のリスクを覚悟した上で、それでも収益性を求める場合や日本経済が停滞したときに受ける影響を抑えたい人にはオススメの商品と言えるでしょう。
あくまで投資として考えることが重要です。

逆に「毎月の保険料の支払いは必ず10,000円にしたい!」という人は、外貨建て終身保険には不向きといえるでしょう。

たとえば毎月100ドルの保険料だった場合、今月は1ドル=100円でも、来月は1ドル=110円かもしれません。
この場合、今月は10,000円の支払いですが、来月は11,000円が必要になります。

このように、円安になると保険料は高くなりますが、万一のことがあった場合には、「2-3.受取時に契約時よりも円安になっていると為替差益がある」でお伝えした通り、保障も大きくなります。

5.まとめ

外貨建て終身保険の特徴は、大きなメリットが得られる可能性を含んでいることです。
その一方で、損をしてしまうリスクもあることを忘れてはいけません。

そのため、円建て保険以上に仕組みとリスクを把握しておかなければなりません。
外貨建て保険の加入を検討している人は、保険の条件にしっかりと目を通し、入念に考慮した上で契約するようにしましょう。

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