
持病があっても入れる生命保険の種類と加入時の注意点
なぜ持病があると生命保険に加入しづらいのか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
生命保険へ加入の際、自身の病歴などを保険会社に告知する義務があり、その際に、持病があると生命保険への加入を断られてしまったり、保険料が割り増しになることもあります。
しかし、持病がある人でも加入できる保険の種類として引受基準緩和型や無選択型といった生命保険も存在しています。
そこで今回は持病があると生命保険に加入しづらいといわれる理由や、持病でも加入できる生命保険の種類や加入の際の注意点をご紹介します。
1. 持病があると生命保険に加入しづらい?
持病があると生命保険に加入しにくいといったことを聞いたことがある人は多いと思いますが、その理由は契約者間の公平性を保つためだと理解するとよいでしょう。
どの種類の生命保険も死亡確率を元に計算された年齢別・性別の保険料を負担します。
つまり、同じ年齢や性別の人は同じ死亡確率という仮定の元で公平に保険料を負担することになります。
しかし、もし持病を抱えている人が加入した場合は、一般的にその人の死亡確率は他の健康な人の死亡確率よりも高いと考えられ、持病がある人も制限なく同じ保険料で加入できるとなると、契約者間の公平性が損なわれることになってしまいます。
また、持病がある人を含めて保険料を計算するとした場合、適正な保険料の設定が非常に難しくなること、持病を持った人が死亡確率に見合った保険料よりも安く簡単に生命保険を契約できるようになると死亡保険金を狙った婚姻を助長するなどの乱用のおそれがあります。
なので、保険会社は、契約者間の公平性を保つために一定の加入条件を定めており、持病のない方と比べて、持病がある方は生命保険へ加入しづらいといえます。
なお、保険契約の際には、加入時点の病気や服薬の状況、一定期間内の既往歴などを保険会社に告知することが義務付けられており、この情報をもとに保険会社は審査を行います。
この審査の結果、加入が拒否されることもありますし、割増保険料を上乗せすることもあります。
2.持病があっても加入できる保険
持病があり、一般的な生命保険の加入条件を満たすことができない人は、生命保険に加入する余地はないのでしょうか?
実は、持病がある人でも死亡保障を確保したいというニーズがあるため、そういった人向けの保険商品が販売されています。
持病がある人でも加入できる生命保険の種類は主に2つあります。
2-1.引受基準緩和型の生命保険
引受基準緩和型の生命保険とは、文字通り契約を引き受ける加入条件を緩く設定している保険です。
通常の生命保険では、加入時点の病状や治療状況、投薬状況そして既往歴などについて細かく告知することが求められますが、引受基準緩和型では告知すべき病気の種類が限定されているなど簡易な告知内容になっています。
告知内容が限定されることによって、一般的な生命保険の加入条件をクリアできない人であっても、引受基準緩和型の生命保険であれば加入できる余地があります。
2-2.無選択型の生命保険
無選択型の生命保険は、引受基準緩和型の生命保険よりも加入条件が緩和されます。
告知書の提出が求められないなど加入制限がほとんどないことです。
無選択型の生命保険であれば、ほとんどの病歴が制限の対象になりませんので、持病がある人でも保険に加入することができるでしょう。
ただし、保険金や給付金など、大きな金額の保障が得られない場合があることや、支払保険料が割高になるため、加入前には契約内容をしっかりと確認しておく必要があります。
3. 持病がある方が生命保険へ加入する際の注意点
3-1. 無選択型の生命保険は最終手段にすること
持病があるからといって安易に無選択型の生命保険への加入はしないようにしましょう。
同じ保障内容である場合、保険料は無選択型が最も高く、次いで引受基準緩和型、その他の生命保険の順に安くなるのが一般的です。
そのため、仮に持病があったとしても、まず一般的な生命保険に加入できるかどうかを確認し、加入条件を満たせなければ引受基準緩和型への加入を検討し、最後に無選択型への加入を選ぶという手順を踏むことをおすすめします。
3-2.契約内容をよく確認すること
保険契約は、免責規定が設けられているものが多いです。
例えば、加入後一定期間内に所定の病気で死亡した場合は保険金の支払いがないといった規定が設けられている場合があります。
また、一般的な生命保険と比べて支払保険料が割高であったり、保険金や給付金が少額で設定されている場合があります。
自分が望む保障が得られるかどうか、契約内容をよく確認した上で、生命保険に加入することが大切です。
4. まとめ
持病があっても引受基準緩和型や無選択型の生命保険であれば加入できる可能性があります。
しかし、引受基準緩和型や無選択型の保険は、保険料が割高でしたり、受けられる保障額が少額に設定されているなどのデメリットもあります。
持病がある方は、初めから無選択型や引受基準緩和型の生命保険を選択するのではなく、一般的な生命保険、引受基準緩和型、そして無選択型の順序で加入を検討するとよいでしょう。
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