乳がんにかかったことのある人でも加入できる保険とは

2017年8月29日
生命保険
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乳がんにかかってしまった時を想定して、保険の加入を検討している方も多いのではますか?

乳がんは女性のがんの罹患率の中ではもっとも高く、女性の死亡原因の中でも上位にあたる症状です。
近年では乳がんの早期発見・早期治療を啓発するための世界的な取り組みも行われており、正しい知識の普及が必要とされています。

現在は乳がんに特化した保険もあり、乳がんを経験した人が再発や転移に備える選択肢も存在しています。
そこで今回は乳がんについて、罹病率やかかる治療費、乳がんを経験した人でも加入できる保険についてご説明いたします。

1.乳がんは多くの女性の死亡原因

日本では多くの女性が乳がんを発症しており、厚生労働省が発表した人口動態統計によると、30歳から64歳までの女性の死亡原因の中では、乳がんがもっとも高い原因(※)となっています。

※参照:厚生労働省:平成27年人口動統計月報年計(概数)の概況
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai16/dl/gaikyou28.pdf#page=15

女性であれば誰でも乳がんになるリスクはあります。
しかし、早期発見と適切な治療ができれば、他のがんに比べて生存率が高く良好な経過を期待できます。

下記に該当する人は特に気をつけて検診を受けるよう心がけましょう。

・初潮が11歳以下、閉経が55歳以上
・出産経験がない、初産が30歳以上
・現在40歳以上
・過去に乳がんや乳腺疾患にかかったことがある
・家族に乳がんや卵巣がんにかかった人がいる
・閉経後に肥満になった
・平均睡眠時間が6時間以下

2.乳がんの治療費には差が出る

乳がんの治療は個別化治療が進んでおり、さまざまな治療方法が適用されます。
そのため、治療方法によって治療費に差が出やすいという特徴があります。

治療法 1回あたりの費用
放射線療法 5,000円~8,000円
ホルモン療法(閉経前) 12,000円~35,000円
ホルモン療法(閉経後) 35,000円~54,000円
抗がん剤治療(身長160cm、体重50kg) 10,000円~35,000円

上表の治療以外に、入院費用や手術費用などが必要になるほか、必要に応じて検査の費用も別途必要になります。

もし、乳がんになるかもしれないと不安を感じるようであれば、早めの備えが大切です。

3.乳がんを経験した人が加入できる保険とは

3-1.乳がん専用のがん保険

一度乳がんになってしまった人であっても、現在においてがんの所見がない人であれば、いくつかの条件のもと加入できる保険が存在します。
条件の一例として下記のようなものがあります。

①保険加入時の年齢が20歳~65歳
②「初めてかかったがん」が乳がんで再発・転移がなく、新たながんにかかっていない人
③現在「がん所見なし」の人
④乳がんのステージと、その手術日からの経過期間が下表にあてはまる人
(手術をしていない場合は診断確定日を起算日とする)

ステージ 経過期間
ステージ0 6ヶ月超
ステージⅠ 1年超
ステージⅡ 3年超
ステージⅢ 6年超
ステージⅣ 6年超

⑤現在、入院していない人
⑥保険会社所定の「診断書」を医療機関から取り寄せれる人

乳がん専用のがん保険は一般の医療保険と違い、がん治療に伴う入院日数の制限もなく、上皮内新生物でも保障の対象となり、入院を伴わない通院でも通院保障の対象となる等、万一がんになった場合に徹底的にバックアップしてくれます。

3-2.引受緩和型保険

乳がん専用のがん保険以外にも、治療を終えて再発・転移がなく、完治していれば「引受緩和型保険」に加入できる可能性もあります。
引受緩和型保険は、一般の保険に比べ、告知項目が少なく、質問の内容も緩いことが特徴です。

一般の保険の告知内容例 引受緩和型保険の告知内容例
1 最近3ヶ月以内に、医師の診察・検査・治療・投薬を受けたことがありますか。 最近3ヶ月以内に、医師から入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがありますか。
または、現在入院中ですか。
2 過去5年以内に病気やケガで初診日から最終受診日まで7日以上の期間にわたり、医師の診察・検査・治療を受けたこと、または7日分以上の投薬を受けたことがありますか。 最近3ヶ月以内に、「がん」または「上皮内がん」・「慢性肝炎」・「肝硬変」で、医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがありますか。
3 過去5年以内に、病気やケガで手術を受けたことがありますか。 過去2年以内に、病気やケガで入院をしたこと、または手術をうけたことがありますか。
4 今までに「がん」または「上皮内がん」と診断されたことがありますか。 過去5年以内に、「がん」または「上皮内がん」で入院したこと、または手術をうけたことがありますか。
5 過去2年以内に健康診断・人間ドック・がん検診を受けて、要再検査/要精密検査/要治療を指摘されたことがありますか。
6 現在、以下①~③のいずれかがありますか。
①視力・聴力・言語・そしゃく機能の障がい
②手・足・指の欠損または機能の障がい
③背骨の変形または障がい

乳がんに特化した保険ではありませんが、引受緩和型保険は契約時の加入のしやすさだけではなく、既往歴のある部位であっても保障されるため、一般の医療保険への加入が難しい場合や特定部位不担保になると言われてしまった場合には検討してみる価値があると言えるでしょう。

4.まとめ

乳がんの治療のためには、再発や転移によるリスクにも備えることが大切です。
乳がんを経験した人だけではなく、まだかかったことがない人も、乳がんの治療にはどのような備えが大切なのかを把握しておきましょう。

いざという時に充実した治療が続けられるように、乳がんならではのリスクや保険の特徴を理解しておきましょう。

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