掛け捨て型のがん保険|知っておきたいメリットとデメリット

2017年8月22日
がん保険
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掛け捨て型と積み立て型、どちらのがん保険に加入するか悩んでいませんか?

重大なリスクに備えることができるがん保険は、重要性の高い保険の1つです。
しかし、がん保険の中にもさまざまな種類があり、加入する際はそれぞれの特徴を比較することが大切です。

この比較条件の1つに「掛け捨て型」か「貯蓄型」という条件があります。
この2つのタイプは備えている特徴が大きく違うので、加入する目的や優先するポイントを考慮し、どちらのタイプにするのか、選ぶといいでしょう。

ここでは、その中でも「掛け捨て型」のがん保険に着目して、メリットやデメリットなどの特徴を紹介します。
このタイプが自分に向いているかどうかなど、保険選びの参考してみてください。

1.掛け捨て型のがん保険とは

途中で解約した場合に解約返戻金としてお金が戻ってくる「貯蓄型」に対して、途中で解約してもお金が戻ってこないのが「掛け捨て型」の保険です。

がん保険の掛け捨て型にはさらに大きく分けて「定期掛け捨て型」と「終身掛け捨て型」の2つのタイプがあります。

1-1.定期掛け捨て型

保障期間が5年や10年など、一定の期間に限定されている掛け捨て型のがん保険です。

一般的には、保証期間が終わると自動更新される保険が多く、若いうちの保険料は非常に安いですが、更新とともに値上がりするという特徴があります。

また、解約返戻金はほとんど期待できません。

1-2.終身掛け捨て型

終身掛け捨て型とは、一生涯を保障してくれるがん保険です。

保険料は、終身貯蓄型のがん保険と比較するとおよそ3分の1程度までおさえられます。
ただし、定期掛け捨て型がん保険と同様、解約返戻金はほとんど期待できません。

2.掛け捨て型のがん保険のメリット

2-1.保険料が安い

掛け捨て型の保険は貯蓄型の保険と比べて保険料が安いため、家計への負担を減らしつつ、必要な保障をうけることができます。

定期掛け捨て型と終身掛け捨て型の場合、どちらも掛け捨て型なので、迷われる方も多いかいと思います。

一例ではありますが、定期掛け捨て型と終身掛け捨て型では、保険料がどのように変わるのか、入院日額1万円、診断給付金100万円というシンプルながん保険で確認してみましょう。

月払保険料(男性の場合)
契約日の満年齢 30歳 40歳 50歳
定期掛け捨て型(※1) 650円 970円 1,780円
終身掛け捨て型(※2) 1,710円 2,550円 3,860円

※保険会社A社の商品を参考に筆者作成。
※1:定期掛け捨て型の保険期間・保険料払込期間は10年です。
※2:終身掛け捨て型の保険料払込期間は終身です。

2-2.解約のデメリットが比較的少ない

貯蓄型の場合、解約をすると今まで払い込んだ保険料よりも、解約返戻金が少なくなる場合があり、損した気分になります。

しかし、掛け捨て型であれば、そもそも解約返戻金に期待することはなく、解約に伴うデメリットとしては、その保障を失うことしかありません。

また解約をしやすいということは、ライフサイクルに応じて保険の見直しをしやすいというメリットにもなります。

3.掛け捨て型のがん保険のデメリット

3-1.お金(解約返戻金)が返ってこない・期待できない

掛け捨て型の保険の場合、解約返戻金は基本的に期待できません。
そのため「保険を使って貯蓄をしたい」と考えている人には不向きな保険といえるでしょう。

3-2.高齢になるほど保険料が高くなる

定期掛け捨て型の場合、一定の年齢ごとに契約を更新しなければなりません。

若いうちは非常に保険料が安く設定されている定期掛け捨て型ですが、更新の際には、更新時の年齢で保険料が設定し直されるため、更新のたびに保険料が高くなります。

4.掛け捨て型のがん保険に向いてる人の特徴

4-1.保険料を安く抑えたい場合

たとえ解約返戻金がなくても、保険料をできるだけ安く抑えたい人は掛け捨て型のがん保険に向いているといえるでしょう。

子供の教育費や住宅ローンなどの負担が大きく、保険料を最小限にしたいときには、掛け捨て型のがん保険に加入することで家計に優しく、必要な保障を手に入れることができます。

4-2.一時的な保障で大丈夫な場合

たとえば共働きなどで、子供が幼いうちだけ保障が必要という方には、定期掛け捨て型のがん保険が向いているといえます。
加入することで、安い保険料で必要な保障を受けることができます。

4-3.貯蓄は自分でしたい場合

貯蓄型の保険の保険料は「保障部分」と「貯蓄部分」に充てられています。
この貯蓄部分を保険会社が運用することで、解約返戻金や満期保険金を準備できるわけです。

掛け捨て型のがん保険では、保険料が安い分、貯蓄部分がありません。
保険料を抑えて毎月貯金したい方や、既に他の方法で資産運用をしている人であれば、掛け捨て型のがん保険は向いているといえます。

5.掛け捨て型と貯蓄型、両方に加入するメリット

選択肢の一つとして、掛け捨て型と貯蓄型の両方に加入するという方法があります。

一定期間だけ保障を手厚くしたり、保障と同時に貯蓄ができるというメリットがあります。
たとえば、子どもが幼いうちは、特に手厚い保障を用意しつつ、老後のために貯蓄を用意しておきたい場合などに活用できます。

6.まとめ

掛け捨て型のがん保険には、保険料の安さや比較的容易に保険の見直しができるというメリットがあります。
しかし支払った保険料はほとんど返ってくることがないので、将来の貯蓄も兼ねたいのであれば、貯蓄型の保険の方が向いています。

このように、保険選びの条件は目的によって大きく変わります。どんな保障を必要としているかを明らかにした上で、最適な保険選びを始めましょう。

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