通院治療費が大変に!?がん保険の通院保障を今こそ見直す

2016年9月20日
がん保険
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ここ数年、がん治療は入院も要しますが、以前に比べ入院日数は短くなっており、

入院から通院中心の治療に代わってきています。

現在加入している保険、またはこれから加入予定のがん保険の保障内を

しっかり確認をしておかないと、保険請求をした際に保険金が支払われないなんて事もあるかもしれません。

そこで今回はがんの通院にも役立つがん保険についてご紹介いたします。

1.現在のがん治療の内容

1-1がん治療における治療内容

がんの治療方法としては、いわゆる「三大治療」と呼ばれるものが有名ですね。

三大治療とは、「外科療法」「放射線療法」「化学療法」を指します。

外科療法・・・・手術のことです。がんを切り取って除去することを目的としています。メスで体を切開する方法がメジャーですが、最近は内視鏡や腹腔鏡といった身体に負担の少ない方法が増えています。

放射線治療・・・・がん細胞を死滅させたり、がんの症状緩和のために身体に放射線を当てる治療方法です。上手く治療できると、元の臓器の機能をそのままにしておくことができます。
ただ、副作用として吐き気・倦怠感・脱毛などが出ることがあり、放射線を照射した周りの細胞がやけどのような症状を起こしてしまう場合があります。

化学療法・・・・抗がん剤などを用いた治療方法です。抗がん剤を、点滴や注射、内服により投与して、がんを死滅させたり増殖を抑えます。手術の前に抗がん剤を投与することにより、大きながんを小さなサイズにして手術できるようにしたり、手術後に抗がん剤を投与することで、目に見えない小さながんが増えないようにすることを目的とします。
血液を通して全身に抗がん剤がめぐるため、小さながんの転移を抑えることに効果的です。
一方で、血液を通して全身をめぐるため、腎臓や肝臓その他の臓器への障害が起こることがあります。また、放射線治療と同様、吐き気・倦怠感・脱毛などの副作用が起こることがあります。

それぞれ治療方法に共通して言えることは、身体への直接的な侵襲や影響が少ないように治療方法が改善されてきているため、治療後の日常生活を行うまでの回復期間が短くて済むようになってきているという点になります。

1-2平均の入院日数

がんの平均入院日数は下記の通りです。

平成8年 平成26年
悪性新生物 46.0  19.9
胃の悪性新生物 47.1 19.3
結腸及び直腸の悪性新生物 40.0 18.0
気管,気管支及び肺の悪性新生物 50.1 20.9
その他の悪性新生物 46.4 20.3

平均入院日数がここ20年程度で大幅に短縮しているということが、一目瞭然ですね。
上述しました通り、三大治療の技術の進歩や治療方法の進化によって、治療後に病院で療養しないといけない期間が大幅に減ったことも一因ではないかと思います。

ただ、入院期間の間にがんが治ってしまうのかというと、そんなことはないですね。
入院期間が大幅に短縮した分、通院によって治療を行うことが大きな割合を占めるようになってきたと考えられます。

1-3がんの通院者数の増加

入院期間が短縮した分、通院治療を行っている割合が増えたのではないかという先程の仮説を裏付けるデータとして下記を参考にしてください。

受療率(人口10万対) 平成8年 平成26年
入院 外来 入院 外来
悪性新生物 107 101 102 135
胃の悪性新生物 19 23 11 15
結腸及び直腸の悪性新生物 15 19 15 22
気管,気管支及び肺の悪性新生物 14 7 15 13
その他の悪性新生物 59 51 62 85

受療率というのが解りにくいかと思いますが、人口10万人に対してこの年に入院した人の数、外来(つまり通院ですね)した人の数を表しています。平成8年と平成26年を比較すると、大きく増えている数字は平成26年の外来の数字ですね。
つまり、入院する方の数に比べて通院している人の数の割合が増加していることが分かります。
整理しますと、がんの治療で入院する人の数は横ばいなのに対し、通院治療している人の数は増えていることになります。
加えて、入院期間が短縮していることを考慮すると、がんの治療に対する備えについてしっかり考えることはとても重要であると言えそうですね。

1-4 がん治療の通院費

では、がん治療において、通院治療費はいったいどの位かかるのでしょうか。
結論から言うと、どのような治療をどの程度の頻度で受けるかによって費用はかわるので、「人それぞれ」ということになります。

ただ、治療費としての公的医療保険制度の高額療養費により、毎月かかる医療費の上限がある程度決められているという点は、大きな安心材料になります。

所得区分 年収約1,160万円~健保:標報83万円以上国保:年間所得901万円超 年収約770~約1,160万円健保:標報53万~79万円国保:所年間所得600万~901万円 年収約370~約770万円健保:標報28万~50万円国保:年間所得210万~600万円 ~年収約370万円健保:標報26万円以下国保:年間所得210万円以下 住民税非課税者
ひと月あたりの自己負担限度額(円) 252,600+(医療費-842,000)×1%<多数回該当:140,100> 167,400+(医療費-558,000)×1%<多数回該当:93,000> 80,100+(医療費-267,000)×1%<多数回該当:44,400> 57,600<多数回該当:44,400> 35,400<多数回該当:24,600>

※多数回該当とは、直近の12か月間に既に3回以上高額療養費の支給を受けている場合を指します

例えば、薬価が高額な抗がん剤治療を定期的に受けなくてはいけない状況になったとしても、一般的な所得の方であれば、高額療養費の適用により⒈ヶ月の医療費の自己負担額は80,100+αに抑えられます。それなりの頻度で入通院治療を行った場合に、通院される病院までの交通費など医療費以外に係る費用を含めて年間50万~60万円くらいかかっているケースが多いです。

そこで年間100万円くらいを想定していると余裕をもって治療に専念できるのではないでしょうか。

2.ガン保険の保障内容は?

通院治療にかかる費用についてしっかり考えてがん保険を選ぶことが大切なのですが、これからがん保険を選ぶ方はもちろん、すでにがん保険に加入している方も、保障内容についてはちょっと注意が必要になります。

古いタイプのがん保険は、入院保障が保障の中心という内容になっていました。そもそも通院に対する保障がないがん保険も沢山ありましたし、通院の保障があっても通院を保障する期間や日数が短かったりして、長期間の通院治療に対する保障としては不十分という内容のものがあります。

また、通院について保障しているものの、「がんによる入院を前提として、退院後の通院のみを保障する」という内容の保障もスタンダードでした。
あるいは、60歳や65歳といったある一定の年齢になると、保障内容が半減してしまうという内容のがん保険もあります。

これは、高齢になると医療費の自己負担額が大幅に減るという社会保障制度を前提に作られたのではないかと思うのですが、この内容が今後も有効であるのかは分からないですよね。
逆に、現在販売されているがん保険では、通院の保障される日数については長期間にわたって保障するという内容に変化してきました。保障される通院治療についても、「入院を前提にせず、がんの治療として必要な医療行為を受けた場合の通院を保障する」というように給付要件が緩和されてきています。

また、高齢になっても保障内容は加入時の内容をきっちり保障するなど、時代に合った内容に変化している点は重要なポイントです。

3.今後がん保険を検討する、もしくはのりかえる際の注意点

がんの治療について、入院による治療や療養から通院治療にウエイトが大きく移ってきた現在において、がん保険の検討・見直しのポイントも今後の治療方法のトレンドになるべく沿った内容にすることが重要です。

3-1.がん診断一時金

がんと診断されたらまとまった給付金を受け取ることができる内容の保障です。がん保険の保障内容に共通して言えることとして、がんになって何か治療行為を行ったら給付金が出るということがあります。

その中で、このがん診断一時金は「どんな治療をしようが、全く治療を行わなかろうが、がんになったら貰える」という点でがん保険の給付内容の中心とお考えいただいても良いと思います。

3-2.がん通院給付金

がんの治療が入院治療から通院治療への比重が大きくなってきている現在、通院給付について手厚い保障内容を選択することは大きなメリットがあります。通院給付を検討するにあたっての注意点は、「保障される限度日数の有無」「保障される期間」をしっかりチェックすることになります。

また、入院を前提として退院後の通院のみを対象としているか、それとも入院を前提とせずに通院を保障してくれるのかという点も重要なポイントになります。

3-3.放射線治療・抗がん剤治療に対する保障

通院しながら放射線治療や抗がん剤治療を受けるケースが増えている状況の中で、これらの保障の重要性は増してきています。ただ、注意点として、これらの保障の多くは「60日に1回」を限度にして保障するというタイプが多いので、抗がん剤治療を受けたら毎回給付が受けられると勘違いしてしまうケースも見受けられます。

効果的な保障内容である反面、給付要件も少し厳しめになっていることがありますので、「給付が受けられる間隔」については注意して検討してみてください。

まとめ

そもそも、がん保険を販売している保険会社は、その時代に合った内容のがん保険を開発しています。

一昔前にがん保険に加入している方は、若い時に保険に加入していることにより年齢条件で保険料が割安で加入できているというメリットがある反面、

その時代の治療方法を反映した保障内容になっている、つまり今の時代のがん治療の現実に合っている内容か、という点はチェックしてみてもよいのではないでしょうか。

著者:小川 哲朗(スマートプランニング株式会社)

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